はじめまして! リードオルガン・アンサンブルfu-kinです。


はじめまして!
リードオルガン・アンサンブルfu-kinです。

縁あって彦根にやっていきたYAMAHAリードオルガン。
ヴォーカルアンサンブルfu-kinは、このリードオルガンがずっと歌い続けられるようにと願いを込めて集まったメンバー7人です。
地域とともに・・・オルガンの優しい音色を守り続けます。
どうかよろしくおねがいします!!!






◆リードオルガンについて
 このリードオルガンは、日本歌曲の研究・解釈・伴奏(ピアノ・オルガン)の第一人者として活動する塚田佳男先生が、藤居本家(滋賀県愛知郡愛荘町長野)に寄贈したもので、製造番号と修理の際に墨書きされた文字から明治36年(1903年)製造と推定されるヤマハ製オルガンです。
 平成21年(2009年)5月3日に藤居本家「欅の大広間」で“塚田佳男リードオルガンコンサート〜甦れ、百年の息吹〜」記念コンサートが、平成22年(2010年)11月3日には “塚田佳男リードオルガンコンサート〜甦れ、百年の息吹〜」がそれぞれ開催されました。
 以来、欅の大広間に置かれたリードオルガンは、関係者の協力で定期的な音出しなどの保守を重ねてきました。
 塚田先生より今後の保存と活用についてご相談をいただき、その結果、藤居本家の了解のもとに、NPO法人ひこね文化デザインフォーラムの協力により「納屋七」に移し、必要な修理と定期的な保守を行うとともに、リードオルガンを生かしたまちづくりに活用することとなりました。 
 令和元年(2019年)12月14日には、“塚田佳男リードオルガンコンサート〜リードオルガンとうたう日本の歌の午後”〜」(主催:音楽企画湖音、共催:ひこね文化デザイフォーラム)を彦根まちなかの「本町宿」で開催しました。
 平成から令和へ。新しい時代を迎えるなかで、明治時代に製造され大切に受け継がれてきたリードオルガンの音色が、音楽を愛する多くの人々の理解と協力によって、城下町彦根のまちなかに響き続けることを願っています。


◆ヤマハオルガン・ピアノの歴史
嘉永 4年(1851)4月  創立者・山葉寅楠紀州に生まれる
明治20年(1887)11月  寅楠、浜松尋常小学校のオルガンを修理
明治20年(1887)11月  オルガンの製作にあたる
明治21年(1888)3月  山葉風琴製造所設立
明治22年(1889)3月  合資会社山葉風琴製造所と改め、浜松駅前へ移転
明治23年(1890)1月  資本金を五万円とし、浜松・板屋町に工 場新設
明治23年(1890)4月  第三回内国勧業博覧会で有功二等賞牌を受ける
明治24年(1891)   社員総会で解散を決議、再び寅楠の個人経営者に
明治30年(1897) 1月  社章「音叉」を決める
明治32年(1899)4月  山葉寅楠、ピアノ製造法研究のため渡米
明治33年(1900)1月  アップライトピアノ製造を開始
明治35年(1902)3月  山葉寅楠、緑綬褒章授章
明治35年(1902)9月  第五回内国勧業博覧会で最高賞牌受賞
グランドピアノ完成
明治36年(1903)   展示のリードオルガン製造年
明治37年(1904)4月  米・セントルイス万国博でピアノ・オルガン名誉 大賞受賞
大正 5年(1916)8月  山葉寅楠社長逝去(享年六四歳)
大正 6年(1917)1月  天野千代丸二代目社長に就任
昭和 2年(1927) 5月  川上嘉市三代目社長に就任
昭和 7年(1932)2月  パイプオルガンの製作に成功
昭和20年(1945)10月  ハーモニカ、シロホン製造開始
昭和21年(1946)1月  オルガン、アコーディオン製造開始
昭和27年(1952)10月  ピアノ生産高通算五万台突破
昭和29年(1954)1月  セミコンサート・グランドピアノ完成
昭和34年(1959)12月  エレクトーン発売
昭和41年(1966)3月  ソリッド・ステート・ギターアンプ発売
昭和42年(1967)11月  コンサート・グランドピアノCF発売
(以下、略)


◆fu-kin結成・コンサートまでの、リードオルガンのメンテナンス状況はこちらから↓
《声楽家 白谷仁子のブログ「音・人・里」》
https://otohitosato.shiga-saku.net/c46427_2.html
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2021年04月23日 Posted by fu-kin at 21:20Comments(0)ヴォーカルアンサンブルリードオルガン